今住んでいるマンション生活はいかがですか? 快適な生活をお過ごしでしょうか。マンション生活は楽しんでおられるでしょうか。

でも、何となく隣のマンションと比べて何となく見すぼらしい、活気がない、設備も古そうだ。廊下や庭いつもゴミが落ちている。掃除は誰がしているのかな、など不安に感じたことはありませんか。

 

今暮らしている状態が管理費の滞納もなく、苦情もなく、建物に異常さえなければ、運営はうまくいっていると考えていませんか。管理費や修繕積立金の額が低い方が住み心地がよくて良いマンションだと考えていませんか。

新聞やテレビのニュースに出ていても、自分たちの住むマンションに大きな問題が出ない限り、管理に関心が向くということはなく、10年後、20年後のことなどまるで他人事のように思っているのが現状ではないでしょうか。

 

しかし、マンションは多くの人が区分して所有し共同生活を送っています。このため、世代間での意識の相違、価値観の相違や、また区分所有者と賃借者など利用の仕方が異なる住民が混在することからコミュニケーションが難しく、さらには建物・設備などの技術的判断の難しさなど、建物を維持管理していく上で、多くの課題を持っています。マンションは思った以上に制約の多い住宅なのです。

 

近年では、これらに加えて建物の老朽化、住民の高齢化、役員の成り手不足、空き家の増加などが重なり管理の困難さが増してきています。まさに管理の行き届かない管理不全の状態になりかねないマンションが随分増えて来ています。まさに社会的な資産から負動産になりかねない時期に差し掛かっているといえます。

 

マンションに住んでいる方々にとっては、管理という概念は分かっているけれど、管理不全とは何かについては、正直に申し上げて、あまりピンとこないのではないかと思います。ほとんどの住民の方には理解ができないのではないか、たとえ役員になられても正直言って判らないというのが実情ではないでしょうか。

 

このようなマンションの現状の中で、私はマンション管理士として、管理組合の皆様が将来に亘って安心してマンションの管理ができますように、幅広くお手伝いさせていただきたいと考えています。